月曜日, 5月 04, 2009

見えないことは不幸じゃない~全盲夫婦の夢と子育て~ 再推敲

NHKで”見えないことは不幸じゃない~全盲夫婦の夢と子育て~”という番組があった。
内容は夫婦とも盲目同士で子供が2人いる。姉妹で姉は盲目。妹は目が見える。
ちなみに番組の中に出てくるのだが、夫婦の婦の母。つまり子供たちのおばあさんも盲目であった。
NHKとしては、”こういう状況の中でも頑張っている人がいる。”という、涙・気分高揚番組のつもりなのだろうが、その番組を観ていて、可哀想と思う気持ちと共に、だんだん憤りを覚えてきた。
この夫婦に対して。

 自分の子供に盲目の遺伝子を遺伝させても、
”人間としての自分の生涯を楽しく全うしたい。周り一般人のように!”
”私たちも親からこういう身体を貰ったのだから!次の世代に渡すのは当然のことだ!”
という意識が見えてくることだ。お互い同じ盲目の遺伝子を持っているので仕方ないのか?
 そして尚更憤りをこの夫婦に覚えたことは
彼らは(周囲)世間が見えないことで、私が見えることで得ている情報による感想が、彼らには見える情報が欠いているので理解できない。ということで罪の意識がない事である。
  情報不足により理解できてない人間が、一般人と同じような人間の幸福を求めたい・・・・。???
 NHKや世間一般人にとっては直接関係ない。どうでも良いことである。
むしろ涙・気分高揚の時間潰しにはもってこいなのだが・・・・。
まさに、自分より劣っている人間は必要である。
そういう意味合いでは、彼らは社会にとって必要ではある。

 ”身体障害者はその遺伝子を子供に伝えてはいけない”と、他人が言う必要はない。
 ただ、自身ではそれを認識していなくてはいけない。と俺は思う。
 それを充分認識しないで、
 彼らの場合”見る”という情報がないまま、盲目者同士が子供を作る。そして悲劇が生まれる。悲劇の連鎖。

 彼ら盲目の夫婦同士にしてみれば、自身が持てる情報を最大限に生かし、そういう結果になったのだろう。
 年齢も18歳以上の大人なのだから問題ない。おじいちゃん・おばあちゃんも喜ぶし、彼らの生きがいにもなる。
  しかし、これが許されるなら・・・。

”目が見える”世間を見ることができる次女の今後が心配だ!
もちろん他人事なので知った事ではないが・・・。

再度確認する。このことは自身で認識すべきことであると、私は思う。
もちろん、
認識できないで子を作る者。
認識する前に結婚して子を作る者。
認識してても結婚して子を作る者。
認識して障害の遺伝子の拡散を止める者。
人それぞれである。

5 件のコメント:

izawa さんのコメント...

通りすがりのものですが、ちょっとカチンときたので書きます。

誰だって遺伝的に伝えてしまう可能性のあるマイナス要素の一つや二つ持っているはずです。
雄三さんは、そういった、伝わる可能性のあるマイナス要素は伝えるべきではないので、子供は生むべきでないという考えのもとで、盲目の人間は子孫を残すべきでないという考え方をとっているように読めました。
それは、深く悩んでしまうようなマイナスな要素を持っていることで苦労している人からすると、とても不愉快な意見だと思います。同番組をみていた中では、彼らはそう思っていなそうだったので、あなたの意見なぞ受け流しそうですが。
あまり不用意に人を傷つけるような考えを持つのは、傷つけられた人が損なだけなので、やめたほうがいいんではないでしょうか。

ゆうぞう さんのコメント...

自分が貰った世間とかけ離れた遺伝子。
次の世代に移したいですか?

人からプレゼントを貰う、貰った本人は嬉しいです。
貰った人はそのプレゼントが何か気になるので直ぐに調べてみます。

プレゼントが素敵なものなら本人嬉しいです。

もし、プレゼントが
例えばMade in chinaでバッタ品直ぐ壊れる商品だったなら・・・、
もちろんプレゼントを贈った人はその事を知らなかった。

受け取った本人もその事を後日知った。

あなたならどうしますか?

①黙っている
②黙っている。プレゼントは捨てる
③黙っている。自分の知合いに知らぬ振りして、プレゼントする
④プレゼントした人につき返す。
⑤プレゼントした人に文句を言う。
⑥その他(どうしますか?)

プレゼントを貰った人を攻めている内容に、私の文章が思えたなら申し訳ないです。

私の文章の本意は上記選択肢の②を選びましょう。ということです。

間違っても③は選ばぬようと言うことです。

自分が貰った世間とかけ離れた遺伝子。
次の世代に移したくないものです。

あなたにとって不愉快だから、こういう意見は表明するなということですか・・・。

匿名 さんのコメント...

差別ですね
最低ですよ

匿名 さんのコメント...

他人事で知った事ではないならいちいち記事にしなくていーよねー

一日目瞑って生活してみなー

匿名 さんのコメント...

あなたに何を言っても理解して下さらないと思いますが、盲目の遺伝子=劣っている遺伝子ではないと思います。
もし周囲から受ける援助に感謝し、それと同等以上に、周囲に何かを与えることができれば、その人は劣っている人ではないですよね。
それができるポテンシャルを秘めた人が、障害者=チャレンジドなのではないでしょうか。
理想論と言われるかもしれませんが…。

世間とかけはなれた遺伝子。
そもそも世間は一律ではなく、色々な違いを互いに許容しあって成り立つものですよ。
多様化が進む社会で、融通がきかない考えは古いかなと(あ、古い記事だった(・・;))

もちろん、生活していく上で様々な問題があると思いますし、その人自身や行政が、援助する周囲にあまり負担がかからないような工夫や努力は必要だとも思います。